
嶽きみをお取り寄せしてみた。
私は青森県で生まれ育ちました。
夏におばあちゃんの家に行くと、よく茹でたとうもろこしが出てきて、甘くて美味しかったのでむしゃむしゃ食べていました。
その時におばあちゃんたちがよく「嶽きみ」の話をしていた記憶が残っています。訛っているので幼いころの私にはちゃんと内容が理解できていなかったけれど、なんとなく「嶽きみ」は美味しいものなんだということは理解出来ました。
嶽きみとは?
嶽きみとは、青森県弘前市西部にある岩木山の嶽地区標高(400〜500m)にある農場の嶽高原で栽培されたとうもろこしのことを言います。
普通のとうもろこしの糖度の平均は15度と言われていますが、嶽きみは糖度18度以上になるそうです。
糖度18度というと、メロンや柿、ぶどうが糖度18度くらいになります。
とうもろこしは早朝の気温が低いうちに糖度を上げるので、朝のうちに収穫することで甘くて美味しいとうもろこしが食べられるそうです。
今回はその「朝採れ」の嶽きみをお取り寄せしてみました。
ちなみに私が生まれたのは青森の南部の方で、嶽きみが収穫できる地域とは結構な距離があり、一度も食べたことがありません。
届いた

8本からの販売でしたが、今回は10本買いました。
クール便で送料がすごく高かったけれど、一度は食べてみたいと思っていたので思い切りました。

見た目は普通のとうもろこしと変わりません。
食べてみた
美味しい食べ方が書いてある紙も入っていました。

実家では母がとうもろこしを茹でていましたが、一人暮らしを始めてからはお湯を沸かすのが面倒だったのでレンジでチンする方法で加熱していました。
お湯を沸かすのでさえ面倒くさがっていたのでいつもは塩はすり込んでいませんが、今回はこの紙に書いてある方法で塩をすり込んでからチンしてみました。
食べてみて最初の感想は「お、甘い!!」でした。
いつもスーパーで買うとうもろこしも十分甘くて美味しいけれど、それよりも甘かったです。

でも嶽きみに期待しすぎていた私。もう少し感動が欲しかった。
茹でた方法でも食べてみました。
この紙を見ながら茹でたのですが、塩水につけるという所は全く読んでいなかったみたいで、今この記事を書きながら塩水につけなければいけないことに気付きました。

レンジでチンした時は写真を撮る前に食べてしまった。

茹でたとうもろこしはレンジでチンしたものよりシャキシャキ感がありました。
そしてチンしたものの方が甘味が強かったような気がします。
もしかしたら塩水の工程が甘味を引き出すのに重要なポイントだったのかもしれません。
保存方法
今回10本買ったので、2人家族の私たちには一気に食べきることができません。
加熱してから3日間程は冷蔵庫で保存できるそうですが、冷凍保存も可能とのことで、残ったとうもろこしは冷凍保存をすることにしました。
とうもろこしの冷凍保存は生のままでも加熱してからでも可能だそうです。
生のまま冷凍する方法
生のままの場合は、皮付きのままひげをキッチバサミで切り落とし、土を払い落としてから、ラップでしっかり包んで保存袋に入れ冷凍します。
解凍の仕方
茹でたとうもろこしのような状態にするにはラップのまま皿に乗せ、600wで6〜8分加熱します。
料理などに使う時(そのまま食べない時)は冷凍とうもろこしをラップのまま2分ほど加熱してから料理に使うことができます。
加熱してから冷凍する方法
①皮付きのままキッチンバサミでひげを切り落とし、土が付いている場合は払い落としてから皿にのせ、ラップをかけて電子レンジで1本当たり4〜5分加熱する。
②加熱し終わったらしばらくラップをしたまま置いておき、粗熱を取る。
③粗熱が取れたら皮の表面についている水をキッチンペーパーで拭き取り、1本1本ラップをして、保存袋に入れて冷凍する。
解凍の仕方
ラップのまま皿に乗せ、1本当たり3〜4分加熱する。

手間はかかるけど加熱してから冷凍する方が甘味が保たれるらしい!
私は今回有限会社ANEKKOさんから購入しましたが、他にも嶽きみを栽培している農家さんがいらっしゃるので今度は他の農家さんからも購入してみたいと思いました。
嶽きみは人気なので全国からお取り寄せされているようで今回も私が購入したすぐ後に売り切れになっていました。
気になる方はお早めに購入しましょう。

来年も買うぞ!